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  • 執筆者の写真俊治 南

「ラーチ合板とラワン合板」

ラーチ合板 とは、 「ラーチ」 という針葉樹を薄くスライスしたものを貼り合わ 「合板」 のことで、 「針葉樹合板」 とも呼ばれるものです。 加工がしやすく虫もつきにくいのに加えて木目もあらわれるので、目見見える部分にも使われます。 また、針葉樹は成長が早いために安価に生産できるというう利点もあります。

ラワン合板」に使われているのは東南アジア原産の広葉樹の」フタバガキというもので、「ラーチ合板」に使われているのは針葉樹であるヨーロッパカラマツです。


この原材の違いによって、「ラワン」は丈夫で加工しやすいが虫や腐食に弱いとか、「ラーチ」はある程度の強度があって、腐食に強いという特徴が現れることになります。


そして、いま大きな問題になっているのは針葉樹林が熱を吸収する率が高いため、地球温暖化に影響しているということです。

大量消費するのではなく、両者バランスよく消費するということも大事な視点です。


一級建築士 南俊治

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